事故車の見分け方・・・
今回は・・・
実際の接客時や、
個人的な付き合いがある人達・・・
また、
当サイトの読者の方々からも、要望の多い・・・
中古車の、事故車(修復歴ありの車)の見分け方、
についてのお話をさせて頂こうと思います。
事故車(修復歴ありの車)とは?

勘違いされている方も、
少なくないのですが・・・
我々、
自動車販売をしている業者(等)が決めている、
事故車(修復歴ありの車)の定義は・・・
交通事故にあった事がある車・・・
ではないのです。
軽い事故にあって、
バンパーを交換したり・・・
凹みを直して、
鈑金塗装をした・・・
などでは、
事故車(修復歴ありの車)にはなりません。
我々、プロの業者が言う、
事故車(修復歴ありの車)とは・・・
車のフレームを修理しいている車を、
事故車(修復歴ありの車)と、呼んでいるのです。
自動車売買のプロは、確かに・・・
確かに・・・
我々業者は、事故車かどうか?
見分ける方法を勉強し、見分けることが仕事になっています。
買取希望のお客さんが来店された時や、
下取りを行うときにも、
事故車かどうか?見分けられなければ、
下取りも買取も、値段が出せないって事になりますから・・・
その方法を教えて・・・
我々・・・
自動車売買業者が行っている、
事故車を見分ける方法を、教えて欲しい・・・
と、よく言われるのですが・・・
これが、なかなか難しいものなのです・・・
(簡単だ・・・と、言う方もいるのですが、私は簡単とは思いません)
それというのも・・・
こんな現状があるからです。
事故車を見分けるのが仕事の人でも・・・
自動車買取の大手企業・・・
例えば、
ガリバーなどでは、
加盟店や直営店のスタッフ向けにも、
事故車を見分ける講習会を行っていますし、
見分け方のマニュアルも存在します。
また、
事故車を見分ける事が仕事の大部分である・・・
(自動車)業者オークション会社の
(車両)検査員も・・・
講習を受け、テストにパスしてから、
正式な検査員として、車両の検査を行っています。
しかし・・・上記のような、方々でも、
事故車を100パーセント見分けてはいないのが現状なのです。
と、話をすると・・・
先のように話をすると・・・
信じられ無い・・・
と、いう方もいるのですが・・・
本当なのです。
と、言うのも・・・
業者オークションで、
事故車ではないと、評価された車を落札し、
その後、
現車を整備したら事故車であった・・・
などという事は、めずらしい事ではないのです。
人間が作業するのですから・・・
見落としや、間違いは避けられない事ですし・・・
部品を外さないと見えない場所に、
事故車の証拠が隠れている事もあるのです。
(それだけが原因ではないのですが・・・)
ですから私は・・・
友人など親しい人から・・・
「○○の自動車屋で売っている車が安いんだけど、どう思う?
事故車かなぁ?・・・」
とか、
「ネットオークションに出ている車が安いんだけど、
事故車かどうか見てくれない?」
などと、
言わる事がありますが・・・
そんな時は・・・
あらかじめ、事故車かどうか見分けてから買うのではなく・・・
買った後で、事故車だった場合は、全額返金してくれるか?
確認してから買った方が良いよ。
と、アドバイスするのです。
とは言っても・・・
先のように、友人にアドバイスすると・・・
そうは言っても・・・
返金してくれるって言われた場合でも、
その売り主に返金できるお金があれば良いけど、
相手が個人の場合など、
払ったお金を使っちゃって返金できない・・・なんて場合はどうするの?
と、言って来る人(友人など)がいます。
(私は)そう言われた場合には・・・
だから、高く売っていても(新車)ディーラーが商売になっているんじゃない?
と、言うことにしています。
また、実際にそうだと思っています。
高くても、
安心を買いたい方もたくさんいるので・・・
新車ディーラーは、中古車を売る場合、安くは無い代わりに、
安心をセールスして商売にしているのです。
結局どうすれば良いか?
粗悪な車を、
高く売っている悪徳業者は別として・・・
安い買い物はリスクが高く・・・
高くなるにしたがって、リスクが低くなっていく傾向があるのも事実です。
しかし・・・リスクを回避するには、
中古車も(新車)ディーラーで買いましょう!
と、提案しているのではありません。
ディーラーであっても、
逆に規模の小さな車屋であっても、
店選びが重要である・・・
と、言いたいのです。
車を選ぶ場合には・・・
その車1台に対してだけ、
気をとらわれがちになってしまいますが・・・
車を選ぶのと同じように、
その自動車販売店についても、注意することが・・・
事故車を見分ける方法を勉強するよりも、
事故車を(だまされて)買わない(簡単な)防衛法である・・・と、(私は)思うのであります。
