オートオークション会社から見ると・・・
では・・・
オートオーション会社の立場で見てみて下さい。
オークション会社は、
なにで利益を得ているのでしょうか?
中古車を出品する業者からは、
出品料・・・
中古車をセリ落とした業者から、
は落札料・・・
それともうひとつ、
出品した業者から、セリ落とされた場合に、
成約料・・・
と、言った、
3つの手数料が、
オークション会社の利益の柱になっているのです。
前回から続いています
この話題を初めから読む場合はこちらからどうぞ
⇒事故車なのに事故車じゃない?
オークション会社の理想・・・
利益を増やすには、
出品台数も多くなくてはいけませんが、
落札台数も、多くないと、利益は上がりません。
かんたんに言うと・・・
出品される中古車が多く集まり、
買い付けするバイヤーも多く集まり、
たくさん、落札される・・・
これが、オークション会社の理想なのです。
そんな、オークション会場から、中古車を仕入れたら・・・
でも、前回の話・・・
事故車の基準が甘いオークションに、
出品車が多く集まるのは、
理解して頂けたと思います。
そして・・・
台数が多いオークション会場に、
たくさんのバイヤーが集まる事情も、わかって頂けたと思います。
でも・・・
そんな、事故車の基準が甘く、
それだけではなく、キズなどの検査も甘い・・・
そんな、オークション会場から、
中古車を仕入れたら・・・
お客さんに、現車を見せた時に、
程度が悪く、成約にいたらない・・・
そんな事になってしまうのでは?・・・と、思う事でしょう。
でも、プロなのですから・・・
でも、プロなのですから・・・
オークション会場に行って、
現車を確認し・・・
お客さんの要望に合わせて、仕入れれば、
問題は無いし・・・
多少、
キズや不具合が有っても、
落札してから、整備なり塗装なりして・・・
きれいな状態にしてから、
お客さんに見せたり・・・
自社の展示場に、
展示したりすれば良い訳です。
現在でも、
私の会社では・・・
そのオークション会場から、車を仕入れる場合・・・
必ず、現車を見に行くか、
どうしても行けない時は、
信頼できる業者に、現車を確認してもらってから・・・
セリに参加するようにしています。
(私の会社では、会場に行かなくても、
会場とリアルタイムでセリに参加できる、設備を導入しています)
オークション会社の立場から見ると・・・
オークション会社の立場から見ると・・・
どんな手段でも、
出品車の台数が多ければ・・・
オークション会場としては、
大成功な訳です。
台数が多ければ、人も集まり・・・
多少の不具合(検査の甘さ)は、
参加者の方で、カバーしてくれる訳です。
- [台数を集めたオークション会場が勝ち]
- [良い車ばかりを集めたとしても、台数が少ないオークション会場は負け]
と、言える・・・それがこの業界の常識です。
ここまでの私の話では・・・
プロが現車を確認して仕入れてくる訳ですから・・・
事故車でないと言われた車が、
後に事故車になってしまう・・・
そんな問題は起きないように思える人もいるでしょう?
お話はまだまだ・・・次回へ続く・・・
